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私はヒトラーの秘書だった
足立 ラーべ 加代(翻訳)
高島 市子(翻訳)
草思社
グループ:Book /ランキング:167595
価格:¥ 2,100
発売日:2004-01-25 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
今更出すなよ・・・
(2006-11-15)
「ナチスやヒトラーが悪と思わなかった、今なら当時の自分を許せない」とありますが、戦時下に秘書として採用されたのに彼等の実情を全く知らないというのはどういう事か?「若かったから」で済む問題ではない。それに20代に書いた手記を死の直前に出版して罪滅ぼしをしたつもりなんでしょうか?本書を原作とした映画の中でも最後に弁解がましい発言連発してるのも不満です。崩壊寸前の第三帝国の内情やヒトラーの人間性の描写は資料的価値はありますが、やはり「なんで今更?」って感じが強いです。
もう少し早く語れなかったのであろうか?
(2006-03-04)
著者の原作に基づくと思われるDVD12枚組が出ている。
著者自身は、運命の数奇にもてあそばれた被害者であるのかもしれないが、なぜ、もっと前に、他の情報で「修正」される前に語る事をしなかったのだろうか?もちろん、民主主義国であった「旧西ドイツ」においてもヒットラーは、禁忌であったかもしれないが、日本に置いて戦時の「独裁者」とypなれ、「A級戦犯」と言われた人たちの周辺が、かなり早い段階から語り始めたことを観ても、同じ第二次世界大戦の「枢軸国」であっても、日本と℃イトとでは、事情が違うことが判るような気がする。
日本の過去を正当化するつもりは毛頭ないけれども。
読み応えある内容
(2005-12-22)
二十世紀を変えてしまった一人の男。その最晩年を間近でつぶさに見ていた著者が、悪夢から目覚めたのちに描いた「第三帝国」末期の肖像である。巨大な歴史の渦中にあった個人の視点だけに限界はあるが、ヒトラーという男にずっと付いていた人間にしか語れないものを書き残してくれているという点で、非常に興味い内容になっている。回想録としては、後知恵による善悪判断や自己弁護を極力排そうと努力した跡のある文章にも好感が持てる。ナチス時代の知識が多少ないとわかりづらい点もあるが、あの時代を生きた一人のドイツ人の記録としてずっしりとした読み応えのある本だった。
ただし、出版協力者の解説で、ユンゲ氏が五十年沈黙を守った、というのは誤り。複数のドキュメンタリー番組で証言しているのを見たことがあり、評者もかなり前から著者のことは知っていた。これも本を売るための戦略なのだろうか? 訳注に関しても、かなりの字数を費やしているにもかかわらず学者の意見すら分かれている点で断定的な解説をしている、など疑問に感じられる点が目についた。
読んでいて怖くなりました
(2005-10-27)
残忍で冷酷な独裁者ヒトラーのなかに、これほど紳士的で寛大で親切な側面があり、ユーモアのセンスさえあったというのは正直言って驚きである。
私たちは進歩できたのか
(2004-05-05)
我々はヒトラーについて、書かれたものや、他人の主張によって知るしかない。
今そうした知識をすてて、この本だけを読んだとき、彼を残忍な悪魔と断罪することは、おそらく難しいであろう。
日本が先の大戦でやってきたことも含め、現在の、全くの非当事者としての立場から、一方的に過去を非難したり懺悔したりすることは易しい。
おすすめ度:
今更出すなよ・・・
「ナチスやヒトラーが悪と思わなかった、今なら当時の自分を許せない」とありますが、戦時下に秘書として採用されたのに彼等の実情を全く知らないというのはどういう事か?「若かったから」で済む問題ではない。それに20代に書いた手記を死の直前に出版して罪滅ぼしをしたつもりなんでしょうか?本書を原作とした映画の中でも最後に弁解がましい発言連発してるのも不満です。崩壊寸前の第三帝国の内情やヒトラーの人間性の描写は資料的価値はありますが、やはり「なんで今更?」って感じが強いです。
もう少し早く語れなかったのであろうか?
著者の原作に基づくと思われるDVD12枚組が出ている。
著者自身は、運命の数奇にもてあそばれた被害者であるのかもしれないが、なぜ、もっと前に、他の情報で「修正」される前に語る事をしなかったのだろうか?もちろん、民主主義国であった「旧西ドイツ」においてもヒットラーは、禁忌であったかもしれないが、日本に置いて戦時の「独裁者」とypなれ、「A級戦犯」と言われた人たちの周辺が、かなり早い段階から語り始めたことを観ても、同じ第二次世界大戦の「枢軸国」であっても、日本と℃イトとでは、事情が違うことが判るような気がする。
日本の過去を正当化するつもりは毛頭ないけれども。
読み応えある内容
二十世紀を変えてしまった一人の男。その最晩年を間近でつぶさに見ていた著者が、悪夢から目覚めたのちに描いた「第三帝国」末期の肖像である。巨大な歴史の渦中にあった個人の視点だけに限界はあるが、ヒトラーという男にずっと付いていた人間にしか語れないものを書き残してくれているという点で、非常に興味い内容になっている。回想録としては、後知恵による善悪判断や自己弁護を極力排そうと努力した跡のある文章にも好感が持てる。ナチス時代の知識が多少ないとわかりづらい点もあるが、あの時代を生きた一人のドイツ人の記録としてずっしりとした読み応えのある本だった。
ただし、出版協力者の解説で、ユンゲ氏が五十年沈黙を守った、というのは誤り。複数のドキュメンタリー番組で証言しているのを見たことがあり、評者もかなり前から著者のことは知っていた。これも本を売るための戦略なのだろうか? 訳注に関しても、かなりの字数を費やしているにもかかわらず学者の意見すら分かれている点で断定的な解説をしている、など疑問に感じられる点が目についた。
読んでいて怖くなりました
残忍で冷酷な独裁者ヒトラーのなかに、これほど紳士的で寛大で親切な側面があり、ユーモアのセンスさえあったというのは正直言って驚きである。
今日、我々がナチスの愚行を批判することはたやすいが、私自身が当時のドイツに産まれていたらどうだっただろう。もしかしたら独裁者ヒトラーの魅力に屈していたかもしれない。
著者のトラウデル・ユンゲが戦時中、たいした自覚も政治的意図もなくナチスの中枢で働き、結果として少なからずユダヤ人の大量虐殺に関与していたことへの苦悩は重かったことだろう。
私は彼女と同じ過ちをどこかでしていないだろうか。考えたら怖くなった。
彼女や、収容所で命を落としていったユダヤ人達にたいして哀れみを感じるだけでなく、あろうことかヒトラーにたいしても哀れみを感じてしまった。
いろいろなことを考えさせられる名著だと思う。
私たちは進歩できたのか
我々はヒトラーについて、書かれたものや、他人の主張によって知るしかない。
今そうした知識をすてて、この本だけを読んだとき、彼を残忍な悪魔と断罪することは、おそらく難しいであろう。
日本が先の大戦でやってきたことも含め、現在の、全くの非当事者としての立場から、一方的に過去を非難したり懺悔したりすることは易しい。
しかし、この本を読んで判るように、独裁者の中にも礼儀正しく親切な人間が住んでいると同時に、善人の中にも独裁者が住んでいるのであろう。
それを前提として、どうやって平和を保ってゆくのか、昨今の世界情勢も合わせ見たときに、ヒトラーの死から60年たとうとする今でも、我々はその答えを見いだせていないことに、今更ながら気づかされる本である。

