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カスタマーレビュー
おすすめ度:
心の病と人生の物語
(2007-05-30)
通常私たちは、病気になったら医者に頼ればいいのだと思って暮らしています。しかし、いったん精神科医の患者になると、この通念が通用しないことに気づかされるのです。医療の基本である、適切な診断と治療を期待することができないのです。誤診、多剤大量処方など、いやされるべき場所の病院で、患者が被害者になる例がたくさんあります。この本は、その実態がどれほど驚くべきものであるかを教えてくれています。それにもかかわらず、精神科の医師は、患者に対しても、社会全体に対しても、権威があるものとして発言し影響力を与えていているのです。本書は、このような精神医療における、誤診、多剤大量処方に対する糾弾の書です。
しかし、この本を「拳をあげたスローガン」とだけ紹介して終わるのでは、その価値を十分に伝えていないことになります。
本書の大半のページを埋めているのは、筆者と夫と病者の息子とが、常人には耐えられないほどに、誠実に生き真摯に思考した人生の物語です。そこには、生と社会に対する思索と、死に対する観想が満ちています。それは精神疾患の問題を抜きにしても、広く人々にとって読む価値のある深い思想です。今は精神医療に関心がないという方も、人生についての物語として、読み味わっていただきたいと思います。
難病や障害に関する物語が体験者によって語られ、小説や映画の主題ともなります。それらは、一般のひとびとの共感と理解を促し、その病や障害を生きる支えとなるように思うのです。しかし、大変な苦しみの中にあり、世のひとびとの感嘆と賞賛のまととなって当然だと思えるのに、心の病を持った人が主人公となる物語は不当に少ないと思います。それどころか、何か悪いことでもしたかのように、社会では語られることさえあります。この本に書かれた深い人生物語は、その点でも出版されるべきものであったと思います。
暗黒の精神科医療・その実態
(2007-04-26)
今、精神医学の世界で何が行われているのか?
彼女の息子さんはなぜ死ななければならなかったのか?
「統合失調症」という診断を受け、多剤多量処方の末、
命を失った息子さんは私たちに何を遺していったのか。
同じように苦しむ多くの患者・家族にそしてなにより
医療当事者に読んでもらいたいと綴った母・伊藤恵子さんの
渾身の一冊です。
荒廃した精神科医療と、向上に向けた提言
(2007-04-19)
今まで、散々に語られてきた精神科医療の問題点。
しかし、看護士等の暴力体質、多剤多量処方の問
題点は一向に改善されていない現状。
本書は、看護士等の暴力体質は関係ないが、
多剤多量処方によって命を奪われた(殺された)
息子の母親が無念の気持ちを綴ったものです。
しかし、何故至るところで、多剤多量処方が
罷り通っているのでしょう。医学部での教育、
医師自身の責任感、使命感、向上心の無さ等
の原因は言うまでも無いでしょう。
しかし、根本的な原因は、厚生労働省−製薬会社ー
医者(大学)の三位一体の関係でしょう。これが、
一体となって利益追求主義に走っているのです。
この三位一体の関係を叩き壊すことが一番大事な
ことだと思います。
おすすめ度:
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通常私たちは、病気になったら医者に頼ればいいのだと思って暮らしています。しかし、いったん精神科医の患者になると、この通念が通用しないことに気づかされるのです。医療の基本である、適切な診断と治療を期待することができないのです。誤診、多剤大量処方など、いやされるべき場所の病院で、患者が被害者になる例がたくさんあります。この本は、その実態がどれほど驚くべきものであるかを教えてくれています。それにもかかわらず、精神科の医師は、患者に対しても、社会全体に対しても、権威があるものとして発言し影響力を与えていているのです。本書は、このような精神医療における、誤診、多剤大量処方に対する糾弾の書です。
しかし、この本を「拳をあげたスローガン」とだけ紹介して終わるのでは、その価値を十分に伝えていないことになります。
本書の大半のページを埋めているのは、筆者と夫と病者の息子とが、常人には耐えられないほどに、誠実に生き真摯に思考した人生の物語です。そこには、生と社会に対する思索と、死に対する観想が満ちています。それは精神疾患の問題を抜きにしても、広く人々にとって読む価値のある深い思想です。今は精神医療に関心がないという方も、人生についての物語として、読み味わっていただきたいと思います。
難病や障害に関する物語が体験者によって語られ、小説や映画の主題ともなります。それらは、一般のひとびとの共感と理解を促し、その病や障害を生きる支えとなるように思うのです。しかし、大変な苦しみの中にあり、世のひとびとの感嘆と賞賛のまととなって当然だと思えるのに、心の病を持った人が主人公となる物語は不当に少ないと思います。それどころか、何か悪いことでもしたかのように、社会では語られることさえあります。この本に書かれた深い人生物語は、その点でも出版されるべきものであったと思います。
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しかし、何故至るところで、多剤多量処方が
罷り通っているのでしょう。医学部での教育、
医師自身の責任感、使命感、向上心の無さ等
の原因は言うまでも無いでしょう。
しかし、根本的な原因は、厚生労働省−製薬会社ー
医者(大学)の三位一体の関係でしょう。これが、
一体となって利益追求主義に走っているのです。
この三位一体の関係を叩き壊すことが一番大事な
ことだと思います。

