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アイテム詳細
火花―北条民雄の生涯 (角川文庫)
阿弥陀が来た道―百年目の大谷探検隊
がん戦記―末期癌になった医師からの「遺言」
いのちの初夜 (角川文庫)
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
おすすめ度:
新聞記者が新聞記者として生きた
毎日新聞の記者として、がんの闘病記を連載し、死んでいった。無頼の生き方と相まって、不器用さや真っすぐさがにじみ出る人格。共感を呼ぶ語り口。新聞記者には、なかなか許されない主観的な言葉が読者に届いていた。
ただ、数多ある闘病記と、どう異なるのかは、果たしてわからなかった。自らが大病に罹患したことがなく、だからこそ闘病記を読んだことがほとんどないからだろう。むしろ新聞記者が新聞記者として生きた記録として読んだ
すんません、、厳密にはカスタマーレビューではないんすけど、、
私は佐藤健氏(以下「健さん」)を個人的に知っている(もっとはっきり言ってしまえば、健さんをお世話させていただいた医療人の一人です・・・)というだけであり、実際に書籍を読んでいないので(毎日新聞の記事は拝読させていただいておりましたが)、厳密な意味でのカスタマーレビューは書けないのですが、、、
松浦氏のレビューを拝読させていただき思ったことですが、
一般的に、不治の病の床にあったり、すでに故人であったりする人間に対して批判的な意見を述べることは非常に難しく勇気の居ることであることは論ずるまでもないことで、その意味では傾聴に値する意見と思いました。
ただ、正直意見を申し上げたい点は多々あります。字数の関係でとりあえず二点だけ。
>>医者の立場から言!わせてもらえば、救いがたい連中、としか評価のしようがない。
「人間、癌にならないために生きているわけではない」ということはきちんと認識されるべきでしょう。
当該著書に関する議論とかけ離れてしまい恐縮ですが、個人的にそのような医療人の持つパターナリズム、もっと平易に言えば傲慢さに辟易しております。
次に、健さんは「末期癌と闘う勇敢な人間」という評価を得るために「お涙頂戴」の物語を執筆していたわけではないと私は考えます。
ただジャーナリストとしての使命(というより本能?)から「真実の姿を伝えたい」ということ以外の何の他意も無いものであると私は考えているのですが・・・これは、何ら自らを飾ることのない健さんの人柄から私がそう感じたということです。
敢えてそこ!に意味を求めるのであれば、「真実の姿を伝えることにより、同じ境遇にある方々とその周囲の方々に精神的安寧を与える」ということなのでしょうか・・・
病気になられた方が何を最も不安に感じておられるか、それは「病気の予後について」ということでは必ずしも無いんですよねえ。。。
「カスタマーレビュー」という主旨から離れてしまい申し訳ありませんです。。。
マスコミによる独善、偽善、自己陶酔
死者に非礼を働くつもりはない。しかし、新聞記者はジャーナリストである以上、読者からの批判を受け止める責任はある、たとえ今は位牌となってしまってはいても。
私の家では毎日新聞を取っている。だから、佐藤健のこの連載記事は最初から目を通していた。そして、最初から違和感を覚えた。偽善、という言葉は適切ではないかもしれないが、この記事は、そして単行本には残念ながら胸の悪くなるようなオメデタサに満ちている。
葬儀の場で毎日新聞の編集局長が次のように賛辞を送っている。『健さんは限りある生命の日々を最後までユーモアの精神を失わず、生きることの意味を身をもって示し、記者人生で培ってきた自分の言葉で伝えました。それが読者に大きな感動を与え、反響を呼んだ』と。
冗談はよして欲しい。この記者ほど、生命を大切にしない人間がいるだろうか。専門病院に入院するほどのアル中となり、タバコは一日に60本。これでは肝臓癌になったのも、食道癌で死んだのも当然である。しかも、そうした自分の命を粗末に扱う生き方を『粋がっている』姿は、旗を振りクラクションを鳴らして騒いでいる暴走族と何ら変わりない。そうした、毎日の生活で命を粗末にしてきた記者を、マスコミは末期癌と闘う勇敢な人と持ち上げ、読者は感激したという。医者の立場から言わせてもらえば、救いがたい連中、としか評価のしようがない。
星二つ分は、こういう生活をしてはいけないという反面教師の資料としての価値、後の二つは玉川温泉にやってきている人々を写した写真がとても素晴らしいのでその分である。
病気は誰にでも起こりうること
病気は人を選ばない、読んでいてそれを痛感した。
最初に新聞記事を斜め読みしたときには筆者が末期がんだということに気づかなかった。
まさか病気の人まだ仕事をしているなんて思わなかったから。
これは本当に「生きる者」としての佐藤記者の記録になったのだと思う。
ぜひ読んで生きていることが決して当たり前のことではないこと知ってほしい。

