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カスタマーレビュー
おすすめ度:
他の著書と比べると・・
(2008-03-29)
佐藤優さんの書く本はおもしろくて、いろいろ買ってしまいます。しかし、この本は、微妙ですね。単純に、あまりおもしろくなかったです。残念。
本当の愛国者が真の国際人になると、佐藤氏は語る
(2007-09-03)
佐藤優氏の外交戦略を質疑応答形式で書き記した本である。
現実に今、日本と諸外国間に起こっている外交問題を、聞き手役の斉藤勉氏が佐藤氏に質問する形式で、佐藤優氏の外交戦略が具体的提言として語られる。
このなかで佐藤氏は『この世界の基本構造は、ネーションを基礎とするインターナショナリズムである。個人は民族/国家媒介として世界に至るのである。従って、本当の愛国者が国際人になる』と語っている。
私は、佐藤優氏は一級の愛国者であるという印象を持った。女帝論は皇祖皇宗の伝統を崩すと説くくだりや、靖国観などを見れば、生え抜きの愛国者と全く同じ論調である。
対ロ政策の、真の国益の奪還というものが、彼の手によって成されなかった日本という国の不運を思わずにはいられない。
【樺太と千島列島は、日本が国際法に則って獲得した日本固有の領土である。しかし、先の戦争の結果、1951年のサンフランシスコ平和条約で日本は南樺太と千島を放棄した。しかし、南樺太と千島がどの国に帰属するかは決まっていない。ソ連はサンフランシスコ平和条約に署名しなかったので、この条約を援用できない。ソ連の法的継承国であるロシアが南樺太と千島を支配する国際法的根拠はないのである。】
これは佐藤優氏の領土観である。
ロシア外交の戦略と戦術、宗教や哲学と得るものが多い
(2007-08-17)
・ロシア外交のプロフェッショナルである佐藤さんが
現在、外交の最前線に存在しないのは国益に反すると思いますが
検察の国策逮捕によって、普通では知り得ない外交戦略のエキスを
私のような一般市民が共有できることは”不幸中の幸い”と言えるでしょう。
・内容は非常に濃く、ロシア外交はもとより、佐藤さんが同志社の神学科が
学んだ哲学的記述も勉強になりました。
哲学的部分では2カ所で
−「究極的な価値」(人類・平和・愛)と
「究極以前の価値」(日本の国益やそれに纏わる個別交渉、個人ンの生命)
について、我々はどう考え、関わりを持つべきなのか?
−ネオコンの思想とは。
ユダヤの思想から来る「カバラの知恵」が利用されていて
神の存在と唯物論的世界観を両立させていると。
ニューディール政策以降、政府からの歳出に過剰にたかる人々が出現し
国家の存続を危うくしているので、その解決手段として
「自分のことは自分でやる」=自助努力の伝統を思い出し、
要求のインフレを断ち切る必要があると。
・ロシア外交については面白い視点が色々ありますが1点だけ書くと
−北方領土の交渉カードとして、チェチェンのテロリストがカニなどを
密漁して根室に水揚げして、その暴利でテロ資金に環流している事実が
使えそうだと。あとは「対独戦勝は日本のおかげだろう」と重要な局面で
ほのめかすこと。
−またロシア人のメンテリティーとして、自国=日本国家を愛し、
真剣に交渉してくるものは相手にするが、ロシアの立場を考慮して弱腰になる
やからの声には耳も貸さない、らしい。
・今後も佐藤さんの著書に注目していきます。
「哲学書」です
(2007-08-03)
佐藤氏の著作を読んだのは本書が初めてだったのですが、非常に刺激的な内容でした。
・外交とは何かまたは外交(交渉)相手として尊重される人間はどのような人か(どうあるべきか)
・対露、対中、対米外交の諸問題と解決手段
・ネオコンとは何か
等々様々な主張が宗教的な土台、氏の豊富な知識・経験から緻密に展開されています。氏のすべて主張に賛成というわけではありませんが、より物事の本質を理解するための視点を与えてくれています。
ただし私には内容的に難しい記述もあり、しっかりと理解するためには他の文献も読んでいく必要があると思いました。
読みやすい
(2007-01-15)
「インテリジェンス」から佐藤優氏に興味を持ち、
著作を色々と読むようになりました。
本署では、神学をベースに持つ佐藤氏による分かりやすい
ネオコン分析と、国体論が光ります。
「書く」のではなく「話す」言葉ならではの「ゆるさ」があるのか、
「国家の罠」や「自壊する帝国」よりも読み易く感じました。
話題が広範囲にわたるためか、緻密さという点では、
なんとなく、少し物足りなく思ったのですが。
おすすめ度:
他の著書と比べると・・
佐藤優さんの書く本はおもしろくて、いろいろ買ってしまいます。しかし、この本は、微妙ですね。単純に、あまりおもしろくなかったです。残念。
本当の愛国者が真の国際人になると、佐藤氏は語る
佐藤優氏の外交戦略を質疑応答形式で書き記した本である。
現実に今、日本と諸外国間に起こっている外交問題を、聞き手役の斉藤勉氏が佐藤氏に質問する形式で、佐藤優氏の外交戦略が具体的提言として語られる。
このなかで佐藤氏は『この世界の基本構造は、ネーションを基礎とするインターナショナリズムである。個人は民族/国家媒介として世界に至るのである。従って、本当の愛国者が国際人になる』と語っている。
私は、佐藤優氏は一級の愛国者であるという印象を持った。女帝論は皇祖皇宗の伝統を崩すと説くくだりや、靖国観などを見れば、生え抜きの愛国者と全く同じ論調である。
対ロ政策の、真の国益の奪還というものが、彼の手によって成されなかった日本という国の不運を思わずにはいられない。
【樺太と千島列島は、日本が国際法に則って獲得した日本固有の領土である。しかし、先の戦争の結果、1951年のサンフランシスコ平和条約で日本は南樺太と千島を放棄した。しかし、南樺太と千島がどの国に帰属するかは決まっていない。ソ連はサンフランシスコ平和条約に署名しなかったので、この条約を援用できない。ソ連の法的継承国であるロシアが南樺太と千島を支配する国際法的根拠はないのである。】
これは佐藤優氏の領土観である。
ロシア外交の戦略と戦術、宗教や哲学と得るものが多い
・ロシア外交のプロフェッショナルである佐藤さんが
現在、外交の最前線に存在しないのは国益に反すると思いますが
検察の国策逮捕によって、普通では知り得ない外交戦略のエキスを
私のような一般市民が共有できることは”不幸中の幸い”と言えるでしょう。
・内容は非常に濃く、ロシア外交はもとより、佐藤さんが同志社の神学科が
学んだ哲学的記述も勉強になりました。
哲学的部分では2カ所で
−「究極的な価値」(人類・平和・愛)と
「究極以前の価値」(日本の国益やそれに纏わる個別交渉、個人ンの生命)
について、我々はどう考え、関わりを持つべきなのか?
−ネオコンの思想とは。
ユダヤの思想から来る「カバラの知恵」が利用されていて
神の存在と唯物論的世界観を両立させていると。
ニューディール政策以降、政府からの歳出に過剰にたかる人々が出現し
国家の存続を危うくしているので、その解決手段として
「自分のことは自分でやる」=自助努力の伝統を思い出し、
要求のインフレを断ち切る必要があると。
・ロシア外交については面白い視点が色々ありますが1点だけ書くと
−北方領土の交渉カードとして、チェチェンのテロリストがカニなどを
密漁して根室に水揚げして、その暴利でテロ資金に環流している事実が
使えそうだと。あとは「対独戦勝は日本のおかげだろう」と重要な局面で
ほのめかすこと。
−またロシア人のメンテリティーとして、自国=日本国家を愛し、
真剣に交渉してくるものは相手にするが、ロシアの立場を考慮して弱腰になる
やからの声には耳も貸さない、らしい。
・今後も佐藤さんの著書に注目していきます。
「哲学書」です
佐藤氏の著作を読んだのは本書が初めてだったのですが、非常に刺激的な内容でした。
・外交とは何かまたは外交(交渉)相手として尊重される人間はどのような人か(どうあるべきか)
・対露、対中、対米外交の諸問題と解決手段
・ネオコンとは何か
等々様々な主張が宗教的な土台、氏の豊富な知識・経験から緻密に展開されています。氏のすべて主張に賛成というわけではありませんが、より物事の本質を理解するための視点を与えてくれています。
ただし私には内容的に難しい記述もあり、しっかりと理解するためには他の文献も読んでいく必要があると思いました。
読みやすい
「インテリジェンス」から佐藤優氏に興味を持ち、
著作を色々と読むようになりました。
本署では、神学をベースに持つ佐藤氏による分かりやすい
ネオコン分析と、国体論が光ります。
「書く」のではなく「話す」言葉ならではの「ゆるさ」があるのか、
「国家の罠」や「自壊する帝国」よりも読み易く感じました。
話題が広範囲にわたるためか、緻密さという点では、
なんとなく、少し物足りなく思ったのですが。

