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アイテム詳細
カスタマーレビュー
おすすめ度:
もったいない
(2006-09-14)
本書で著者は持論をグイグイ力説していく。しかしながら写真や絵がほとんど載ってないので、素人には理解不能意味不明である。実にもったいない。
酷い……
(2005-08-24)
これは学術書でもなければ日本の芸術的伝統に関する評論集でもなく、大衆に分かりやすい啓蒙書の類でもありません。
学術書ならば論理の明瞭さと引用の出典表記が必要、評論ならば慧眼と各芸術分野への深い理解が必要、啓蒙書ならば枝葉末節を捨ててコンパクトにまとめる構成力が必要なのです。そのどれもが欠けていて、自分の主観的見解を「である」調で断定して押し付ける本でしかありません。素朴な読者を煙にまいて「洗脳」しようという意図も見え見えです。
岸田劉生を「プラトニズムを理解せずにデューラーを模倣」したごとくにこき下ろしたり、日本の映画芸術を溝口、小津、黒澤にだけ認めて木下恵介や今村昌平を単純に切り捨てたり、美術や映画の専門家が読んだら失笑を通り越して激怒するであろう暴論が展開されています。
誰かも書いているとおり、著者には芸術論を書く才能はありません。それを自覚しないで「偉くなった」大学人の本がかくも堂々と出版されて、真の批評家や誠実な学者達はきっとその割を食らっていることでしょう。その意味においてのみ、現代日本の文化状況を「象徴」する本です。
歴史を讃える前に、自らを恥じよ。
(2005-07-21)
他の地域の文化に比べて、日本がいかに優れていたか、先んじていたかを論じているのだが、著者が分かっていない点が一つある。それは、文化をある視点から捉えるという自分の作業もまた、文化活動であるという点。自国の文化が他より優れているなんていう主張は、とうの昔から諸国で行われていることだ。もし、この本を読んで著者の主張に感化されるとして(そんな人がいるとは思えないが…)、それがもたらすものは、かつては確かに立派な文化を持っていたのに、今はこの程度の本しか書けない国なのか、という悲観だけだろう。
国民の芸術
(2003-10-17)
日本の歴史的背景を踏まえた美術文化を解説したもので、その内容は、読んでいる者の高い関心と興味を覚えさせる感じがする。いままで、こうした芸術にじっくりと触れ合う機会がなく、また、そのような良書が無かっただけに、この本は素人でも楽しく読むことができ、読後、味わい深い印象が残る感じである。一度読んだ後も、再度、時々取り出して読みたくなる本である。
単なる抜き出しの羅列
(2003-01-11)
日本の芸術について書かれた書籍としてこれほど退屈なものは他にあるまい。
754ページにわたってぎっしり詰まった文章のほとんどは、単なる日本のありとあらゆる美術の解説・評論書からの抜粋の集積にすぎない。
おすすめ度:
もったいない
本書で著者は持論をグイグイ力説していく。しかしながら写真や絵がほとんど載ってないので、素人には理解不能意味不明である。実にもったいない。
酷い……
これは学術書でもなければ日本の芸術的伝統に関する評論集でもなく、大衆に分かりやすい啓蒙書の類でもありません。
学術書ならば論理の明瞭さと引用の出典表記が必要、評論ならば慧眼と各芸術分野への深い理解が必要、啓蒙書ならば枝葉末節を捨ててコンパクトにまとめる構成力が必要なのです。そのどれもが欠けていて、自分の主観的見解を「である」調で断定して押し付ける本でしかありません。素朴な読者を煙にまいて「洗脳」しようという意図も見え見えです。
岸田劉生を「プラトニズムを理解せずにデューラーを模倣」したごとくにこき下ろしたり、日本の映画芸術を溝口、小津、黒澤にだけ認めて木下恵介や今村昌平を単純に切り捨てたり、美術や映画の専門家が読んだら失笑を通り越して激怒するであろう暴論が展開されています。
誰かも書いているとおり、著者には芸術論を書く才能はありません。それを自覚しないで「偉くなった」大学人の本がかくも堂々と出版されて、真の批評家や誠実な学者達はきっとその割を食らっていることでしょう。その意味においてのみ、現代日本の文化状況を「象徴」する本です。
歴史を讃える前に、自らを恥じよ。
他の地域の文化に比べて、日本がいかに優れていたか、先んじていたかを論じているのだが、著者が分かっていない点が一つある。それは、文化をある視点から捉えるという自分の作業もまた、文化活動であるという点。自国の文化が他より優れているなんていう主張は、とうの昔から諸国で行われていることだ。もし、この本を読んで著者の主張に感化されるとして(そんな人がいるとは思えないが…)、それがもたらすものは、かつては確かに立派な文化を持っていたのに、今はこの程度の本しか書けない国なのか、という悲観だけだろう。
国民の芸術
日本の歴史的背景を踏まえた美術文化を解説したもので、その内容は、読んでいる者の高い関心と興味を覚えさせる感じがする。いままで、こうした芸術にじっくりと触れ合う機会がなく、また、そのような良書が無かっただけに、この本は素人でも楽しく読むことができ、読後、味わい深い印象が残る感じである。一度読んだ後も、再度、時々取り出して読みたくなる本である。
単なる抜き出しの羅列
日本の芸術について書かれた書籍としてこれほど退屈なものは他にあるまい。
754ページにわたってぎっしり詰まった文章のほとんどは、単なる日本のありとあらゆる美術の解説・評論書からの抜粋の集積にすぎない。
多分筆者は、この本に書かれた美術作品のほとんどを実際に見ていないに違いない。でなければ、このような解説の抜粋を無造作に書くことに耐えられず、少しは自分の感性が感じたことについて書いているだろうと思う。
私が思うに、「作る会」はこのような書籍を書いてもらうのに人選を間違えた。このよう本を書くのならば、例えば故小林秀雄氏のように、目利きと知られた人物を選ぶべきであった、と思う。少なくとも「芸術」と名乗るのなら知識偏重の文章で埋め尽くすべきではない。

