Special Menu
Category Menu
- ジャンル別
- 文学・評論
- 思想・社会・ノンフィクション
- 人文・思想
- 社会・政治
- ノンフィクション
- 歴史・地理
- ビジネス・経済・キャリア
- 投資・金融・会社経営
- 科学・テクノロジー
- 医学・薬学
- コンピュータ・インターネット
- アート・建築・デザイン
- 実用・スポーツ・ホビー
- 資格・検定
- 暮らし・健康・子育て
- 旅行ガイド
- 語学・辞事典・年鑑
- 教育・学参・受験
- こども
- コミック・アニメ・BL
- タレント写真集
- ゲーム攻略本
- エンターテイメント
- 新書・文庫
- 雑誌
- 楽譜・スコア・音楽書
- 古書
- カレンダー
- ポスター
検 索
QRコード
アイテム詳細
家庭内暴力、学校崩壊、少年の凶悪犯罪、日本型経済システムの破綻、道徳と国家意識の喪失、安全保障問題の前に呆然自失する国民、リーダーシップの不在。20世紀末の日本社会が爛熟の果ての腐臭を放っていることは、日本人の誰もが認める現実である。戦後50年、日本のオピニオンをリードしてきたエリート知識人、学者、マスメディアは競って、その病巣解明に当たっているが、いまだ納得できる答えは聞かれない。それもそのはずである、と著者は言う。「戦後」は日本の「歴史・習慣・伝統を破壊することに進歩を見出だした時代」であり、「日本の歴史を甚だしく蔑視」し「自由と進歩」「民主主義とヒューマニズム」を新しい価値観として唱導してきたのが「戦後知識人」だった。その行き着いた先が今の日本であってみれば、知識人たちに病巣解明ができるはずがないのである。
「道徳」とは「歴史・慣習・伝統に育まれた」価値観のことだが、戦後知識人は冷戦以前はソ連型思考につき、社会主義イデオロギーの実験が失敗に終わった現在は、アメリカ型思考に移行している。彼らが「ソ連型思考からアメリカ型のそれに無理なく移行しえた」のは、米ソともに歴史蔑視の国だからだ。著者は、その歴史蔑視こそが社会腐敗の病根であることを、古今東西の哲学者、思想家、社会学者の考察を比較紹介しながら解き明かし、日本の知識人、マスメディアが崇め続ける「戦後民主主義」なるものの実相を腑わけして見せる。
日本人はエリート知識人に導かれて、第2次世界大戦を「全体主義対民主主義」の戦いであったと信じ込んでいるが、ヒトラーもムッソリーニも大衆が民主的手続きで選んだのであり、スターリンも人民によって選ばれた独裁者だった。全体主義と民主主義は矛盾するものではない。そのことを見ぬかずに、民主主義を普遍的価値と崇め、伝統的価値観を廃棄して、いたずらに自由と平等を唱えてきた結果、個人が己れの欲望を放縦に主張する「みだらな」社会が作り出されたと言うのである。
670ページに及ぶ分厚さで、手にした最初は気おくれするが、語り口が平明だから、読み出したら止まらない本である。(伊藤延司)
おすすめ度:
歴史的名著、日本の誇り
信じられないような事件が頻発し益々劣化していく日本の世情にウンザリし、この労作を再読してみました。
大部の書物ではありますが、毎ページの如く心に響く名言が正確な言葉遣いで綴られており、改めて大いなる感動と勇気を授けられました。
西部氏がその膨大な知識と深甚なる思索の果てに精魂を傾けて書き印されたと察せられる本著は、真の意味での道徳が人間が生きるうえで、そして真っ当な人間社会を形成するために如何に重要であるかを、分かりやすく解説し理解させてくれます。
この書物は古今の名著であり古典に列せられるべき快挙です。
西部邁氏は、いわゆる右と左の違いはあるにせよ丸山真男と並んで、戦後日本が社会科学の分野で世界に貢献し誇れる人材と言えるでしょう。
毎日1ページでもいい、皆さんに是非熟読をお勧めしたい傑作です。
道徳は必要なもの
いま「援助交際」という名の少女売春が横行している。自発的に売春する少女達の「他人には迷惑をかけていないのだから、何をやっても咎められるいわれはない」という言い分に対して、どう答えるか。
残念ながら今の日本社会にその答えは準備されていない。それどころか、道徳を説くこと自体が無効であると主張している人すらいる。
人間が生きていくということは、いかなる所作をなすか、という選択の連続である。そのためには、より正しい価値判断がなければならない。
近年、日本では「価値判断」の是非を論じる場が極めて少なくなってきたようだ。しかし、それを通らずしては「正しい生」に至ることはできないのである。
子供の教育を考える上で必読の書
子供の教育をしていく上で何を我が子に伝えるべきか。自分の考えを整理する上で、これまで色々な本を当たりましたが、テクニカルなマニュアル本ばかりで嫌気が差しておりました。この本は自分がどの様な思想環境で生まれ育ったか、またそれについてどの様に捉えるべきかということが納得でき、とても有意義でした。今までこの様な本は読んだことがありませんでした。他の方がご指摘の通り本質を読み解くには難しい本ですが、著者もあまり簡単にしては不遜である旨のことが書かれておりますし、考え悩みながら自分の考えを整理していきながら読むことにこの本の意義があるのではないでしょうか。自分も再読3回目です。他の著書「知性の構造」も素晴らしいです。
新世紀の道徳を考える上で重要な一書
本書は、歴史・戦後・政治・文化・経済・社会の各分野を筆者がその膨大な知識をもって論じた広範な書物であり、<道徳=価値〉を巡る問いを現代に放つ、大変な労作である。
本書において展開される現在、人口によく膾炙されている「人間は生きていること、それ自体がすでに尊いのだ」という一種の人間信仰が道徳の崩壊を引き起こしたとする社会分析は、まさにその通りだと思うし、自分の生まれた共同体の受け継いできた伝統・慣習の価値をきちんと理解し、それに敬意を払うことによってのみ、価値ある生、活力ある生が生まれるのだと言う主張も深く納得できる。
他の方の書いたカスタマーレビューを拝見すると、「抽象的で内容がない」とか「何が書いてあるかわからない」など、酷評が目に付いた。確かに本書は、論理に飛躍・省略された部分があり、そこが難解かと言えば難解だ。しかし、じっくりと前後の文脈を読み込み、考えながら読めば読解は可能である。
「保守思想」と聞くと戦前の軍国主義を想起し、そこで拒否反応を起こし思考停止状態になり、嫌悪感を覚えてしまう人もいるかもしれないが、本書を熟読することによって、保守思想の豊穣さ、その魅力にの一端に触れることがでるはず。分厚いが、それを読了するだけの価値を持つ文章である。
元過激新左翼学生運動家で裁判受けた男に日本の国体は分からない
彼のように学生時代に新左翼過激派学生運動をして監獄に入って転向して左翼系経済学から始まり西洋学ばかりしてきた人間が又レーニンの革命的エリート独裁を換骨奪胎したものをもって国民の道徳とは。呆れる。大江広元以来最大の皇典学者で代々家学として江戸時代の藩政期より伝えてきた日本国体の道徳は衣食住男女の和、そして官治主義は西洋や中国の者で君といわれる天皇はじめ人の上に立つものは範を示すのみで社稷という自治体の村の寄り合い的民衆自治が日本本来の国体で道徳と明確にしている。共産主義のエリート道徳の焼き直しにしか見えない

