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カスタマーレビュー
おすすめ度:
二つの意味を考える
(2008-10-24)
発言もする作家なので、その二つの意味を考えたい。一つは「不条理系漫画はつまらないという命題に対する解答」もう一つは「権威なき時代のギャグ漫画という命題に対する解答」である。
前者の発言については、直接的ではなく、対談などで暗に匂わせる程度であり、後者については明言している。先ず前者から。
僕は、不条理漫画と小林よしのりのギャグ漫画に、そうは差は無いと思っている。不条理漫画はネタ優先であり、小林よしのりのようなギャグ漫画(ストーリーギャグ)は、物語優先である。そして不条理漫画も、ネタを繋げていくためにストーリーを利用するし、ストーリーギャグもまた、ストーリーの緩急をつけるために不条理なネタを使用する事がある。すると、ストーリーギャグが不条理漫画より人気を得るためには、物語の面白さを追求する必要がある。
後者について。ストーリーギャグとは謂えどやはり「現実のモデル」が必要であり、権威があった方がやり易いという一面は確かにある。現在を描くストーリーギャグにおいては、やはり現実の権威があった方が、ネタも物語も作り易い。
だが、「権威の無謬性」というのは過去においても存在せず、権威そのものが駄目になったかと謂えば疑問が残る。例えば江戸幕府の将軍にはとんでもない暗君も居ただろうが、その時代の戯作作家は、「権威たる将軍が暗君であるから、戯作がやり辛い」などと、本気で考えていただろうか。
それらの論点を踏まえて、本作を読んでみた。そして、これら僕が提出した論点を超えて、エンターテイメントとして成り立っている。現時点では単行本化されていないが、最終話に至るまでのダイナミズムは大したものである。何より評価するのは、「笑いは理屈ではない」というのが衆目の一致でありながら、敢えて発言をして、その後に本作のようなエンターテイメントを創作した点である。いっそノンフィクションを止めて、フィクションでもう一度勝負したらいいと思うのだが、どうか。中島みゆきやちばてつやのように、10年単位(decade)でヒットを出すタイプの作家だけに、ゴー宣にずっと関わっておられるのは、本当に惜しまれる。
うちの父(74歳)も読んでます
(2008-10-04)
この本の1、2巻を購入して父にあげました。大爆笑しながら読んでおります。
特に登場人物の中では2巻から出てくる「白川美雨さん」に興味があり、「こういうことってあるよね。身につまされるな」と遅咲散太郎氏に同情しています。
登場する「奇形老人達」の姿の中に、「ここまで極端じゃないけど、実際にいるいるこういう人」というところが、この漫画のおもしろさと恐ろしさだと思います。
「おじいちゃん・おばあちゃん世代」も楽しめる希有な「猛毒ギャグ漫画」の今後の展開に大いに期待しています。
気楽に読めるギャグマンガ
(2008-05-17)
ビッグコミック連載中のギャグマンガ。定年退職し妻を亡くした遅咲散太郎が主人公。読んでいて疲れないマンガです。
老人ならではの、おぞましいネタあり、お色気あったりです。
ゴーマニズム宣言の息抜きに読んでます。
雑誌掲載時のカラーページはカラーのままです。
面白いギャグ漫画
(2008-03-04)
1巻はまだ序盤ということもあっていまいち盛り上がっていないのかなぁ、
と思っていましたが2巻から猛烈に面白くなっています。
キャラの立った登場人物も増えてギャグ漫画家・小林よしのりここにあり、といった感じ。
ウザいくらいの灰汁のあるキャラ達だからこそ出来るギャグが多数。
今後のこの作品に更なる期待を込めて星は4つということで。
おすすめ度:
二つの意味を考える
発言もする作家なので、その二つの意味を考えたい。一つは「不条理系漫画はつまらないという命題に対する解答」もう一つは「権威なき時代のギャグ漫画という命題に対する解答」である。
前者の発言については、直接的ではなく、対談などで暗に匂わせる程度であり、後者については明言している。先ず前者から。
僕は、不条理漫画と小林よしのりのギャグ漫画に、そうは差は無いと思っている。不条理漫画はネタ優先であり、小林よしのりのようなギャグ漫画(ストーリーギャグ)は、物語優先である。そして不条理漫画も、ネタを繋げていくためにストーリーを利用するし、ストーリーギャグもまた、ストーリーの緩急をつけるために不条理なネタを使用する事がある。すると、ストーリーギャグが不条理漫画より人気を得るためには、物語の面白さを追求する必要がある。
後者について。ストーリーギャグとは謂えどやはり「現実のモデル」が必要であり、権威があった方がやり易いという一面は確かにある。現在を描くストーリーギャグにおいては、やはり現実の権威があった方が、ネタも物語も作り易い。
だが、「権威の無謬性」というのは過去においても存在せず、権威そのものが駄目になったかと謂えば疑問が残る。例えば江戸幕府の将軍にはとんでもない暗君も居ただろうが、その時代の戯作作家は、「権威たる将軍が暗君であるから、戯作がやり辛い」などと、本気で考えていただろうか。
それらの論点を踏まえて、本作を読んでみた。そして、これら僕が提出した論点を超えて、エンターテイメントとして成り立っている。現時点では単行本化されていないが、最終話に至るまでのダイナミズムは大したものである。何より評価するのは、「笑いは理屈ではない」というのが衆目の一致でありながら、敢えて発言をして、その後に本作のようなエンターテイメントを創作した点である。いっそノンフィクションを止めて、フィクションでもう一度勝負したらいいと思うのだが、どうか。中島みゆきやちばてつやのように、10年単位(decade)でヒットを出すタイプの作家だけに、ゴー宣にずっと関わっておられるのは、本当に惜しまれる。
うちの父(74歳)も読んでます
この本の1、2巻を購入して父にあげました。大爆笑しながら読んでおります。
特に登場人物の中では2巻から出てくる「白川美雨さん」に興味があり、「こういうことってあるよね。身につまされるな」と遅咲散太郎氏に同情しています。
登場する「奇形老人達」の姿の中に、「ここまで極端じゃないけど、実際にいるいるこういう人」というところが、この漫画のおもしろさと恐ろしさだと思います。
「おじいちゃん・おばあちゃん世代」も楽しめる希有な「猛毒ギャグ漫画」の今後の展開に大いに期待しています。
気楽に読めるギャグマンガ
ビッグコミック連載中のギャグマンガ。定年退職し妻を亡くした遅咲散太郎が主人公。読んでいて疲れないマンガです。
老人ならではの、おぞましいネタあり、お色気あったりです。
ゴーマニズム宣言の息抜きに読んでます。
雑誌掲載時のカラーページはカラーのままです。
面白いギャグ漫画
1巻はまだ序盤ということもあっていまいち盛り上がっていないのかなぁ、
と思っていましたが2巻から猛烈に面白くなっています。
キャラの立った登場人物も増えてギャグ漫画家・小林よしのりここにあり、といった感じ。
ウザいくらいの灰汁のあるキャラ達だからこそ出来るギャグが多数。
今後のこの作品に更なる期待を込めて星は4つということで。

