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カスタマーレビュー
おすすめ度:
飾らない学生時代の告白に共感
(2008-03-29)
どうしてもカメラマンになりたかったから、
写真の専門学校に通ったわけではないこと。
専門学校を何度か辞めようと思ったこと。
写真を写す意味が見出せないこと。
女性にろくに告白もできないことなど、
正直に素直に書いている著者の文章に、
感情移入しやすく、共感できる内容。
悩みを持ちながらもその後、写真家として、
徐々に力をつけていく萌芽みたいなものも感じられ、
今、活躍している著者が、
どんな学生時代を送ってきたのかが
手に取るようにわかるのでおもしろかった。
著者の素直な光景
(2005-12-21)
他にも小林氏の著作物を読んでいるが、この一冊はかなりあとで読んだ。
なんとなく気乗りがしなかったからだ。
たぶんなんとなく内容が想像出来たからだろうか、、、。
でも読んでみてもっと早く読んでもよかったと思った。
著者自身の柔らかで飾らない姿がストレートに映し出されていると思ったからだ。
それはアジアンジャパニーズでも感じたが、この本を読んで著者の性格というものが理解出来たし他の出版物の作風も納得出来た。
青春小説と呼ぶにふさわしい
(2004-08-22)
「1986年、東京。
僕は、初めてのカメラを買った。」
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どうしてもカメラマンになりたかったから、
写真の専門学校に通ったわけではないこと。
専門学校を何度か辞めようと思ったこと。
写真を写す意味が見出せないこと。
女性にろくに告白もできないことなど、
正直に素直に書いている著者の文章に、
感情移入しやすく、共感できる内容。
悩みを持ちながらもその後、写真家として、
徐々に力をつけていく萌芽みたいなものも感じられ、
今、活躍している著者が、
どんな学生時代を送ってきたのかが
手に取るようにわかるのでおもしろかった。
著者の素直な光景
他にも小林氏の著作物を読んでいるが、この一冊はかなりあとで読んだ。
なんとなく気乗りがしなかったからだ。
たぶんなんとなく内容が想像出来たからだろうか、、、。
でも読んでみてもっと早く読んでもよかったと思った。
著者自身の柔らかで飾らない姿がストレートに映し出されていると思ったからだ。
それはアジアンジャパニーズでも感じたが、この本を読んで著者の性格というものが理解出来たし他の出版物の作風も納得出来た。
青春小説と呼ぶにふさわしい
「1986年、東京。
僕は、初めてのカメラを買った。」
文庫本の帯には、こう書いてあった。
この作品は、青春小説と呼ぶにふさわしい。(力が入るのは、僕が同世代だからだ)
タイトルのとおり、この本は写真家「小林紀晴」の写真学生時代の自伝的青春小説である。
小林紀晴が写真家としてスタートを切るのは、新聞社をやめて、アジアへの旅を作品として残していくことからはじまる。写真家としてのデビューは「ASIAN JAPANES」である。
この作品は、一連の小林作品と同様に、規則正しくショートストーリーをまとめた形になっている。基本的に、章のはじめにタイトルとあわせて、小さな写真が挿入されている。
僕は、小林と同世代なので、この小説の青春ぽさに、ひたひたに浸ってしまった。
気がついたら、鍋の底にいて、とろ火でことこと煮込まれてしまったようだ。
正直、それまで小林作品は読みやすいとは思えなかった。ちょっと、理屈ぽいし、旅=写真家のイメージの作品に対し、気取っているように感じていたからだ。すでに帰国しているが、2年ほど前からは、NYに行っていることもそういったイメージを増長させていた。
なので、この作品がなければ、小林紀晴そのひとにも(こんなに)興味をもつことはなかったと思う。
彼は、諏訪から東京に出てきて、東京に違和感を覚えながらも、写真を通して自分自身をさがそうとする。
この作品で描かれるのは、そんな彼の青春時代だが、実際には彼が自分自身と出会うことができたのは、アジアへの旅の中においてだ。旅によって削ぎ落とされていった自分と出会うことで、彼は写真家として歩みをすすめていくことが出来た。この本は、そんな彼のルーツといえる。

