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カスタマーレビュー
おすすめ度:
百夜行と関連して楽しめる
(2008-11-19)
ファンの間ではもっぱら百夜行の続編とされているようですが
東野氏がエッセイのなかで続編ではないと語っているように、
雰囲気は似てるけど別の作品として読んだほうが良さそうです。
男が女に利用される所は同じです。
こういう女性に惚れてしまったら男は勝ち目ないですね。
美貌を武器に男を次々と食い物にする美冬は小説のなかだけの女性像
とも思えないところがまた恐ろしい。。
百夜行と比べても楽しめる作品です。美冬VS雪穂というのも見てみたい。
読み応え
(2008-11-17)
私は東野さんの作品が大好きですが、あえてこの本はナンバー1だと思いました。このボリュームで読み応えは十分あります。最後まで、美冬の正体はわかりませんでした。東野さんは理系出身と言うこともあり、化学系の分野にも詳しく、そして何より心理状況を描くのがとても上手です。今までにない作家で今後もこういう小説を書き続けてほしいと思います。
おいらも美冬の術中に。
(2008-11-03)
主人公の男女について多くを語らないことによって、叙事詩的な美しさを湛えた
前作「白夜行」。その男女の内実について雄弁に語ることによって、グロテスクで、
醜く、そして力強い作品となった今作「幻夜」。どっちが好みかと言われれば、
人それぞれということになるだろう。
この作品に登場する男たちはあまりにも馬鹿であり、いとも簡単に美冬の虜になり
騙されてゆくので、ちょっと物語としては不自然かな、という気がしていた。でも、
ふと我が身を振り返ってみると、美冬の物語の虜となり、二日間ぶっ通しでこの
小説を読みふけってしまったのだから、やっぱ男は馬鹿だから不自然でもないな、
という結論に至ってしまう、恐るべき小説です(笑
雅也の揺れる想いに共感
(2008-10-28)
本作は、阪神大震災をきっかけに出会ってしまった男女の、
世紀末の生き様を描いた重厚な小説です。
私は某作品の読破直後に読んでしまったため、
本作の細かい設定との共通点が目についてしまいました。
やはり本作は、まったく別作品のようでいて、
あの黄色い表紙の本(笑)と無理なく連関しています。
かいつまんで言うと、震災の焦土から成り上がろうとする、
野心と人生に対する達観に満ちた女性美冬。
そして、美冬を愛してしまい、
彼女が羽ばたくための翼として、陰で彼女を支え続ける雅也。
本作はこの二人の愛憎劇とも言えます。
とりわけ胸を打たれるのが、揺れに揺れる雅也の心理描写です。
有子と共に歩む人生を選び取りかった、でも美冬を愛さずにはいられない…。
このどうしようもない感じ、すごく共感できます。
ちなみに、冒頭、阪神大震災後の混乱の描写にも引き付けられました。
シンカイギョ美冬
(2008-10-25)
東京湾の深海にゴブリンという鮫が生息している
獲物を捕らえるときに普段は顎に折りたたむように、しまわれてるその大きな口で喰らいつく様は、凄まじく醜い形相になる
(新海)シンカイ魚 美冬は 人間ではない
おすすめ度:
百夜行と関連して楽しめる
ファンの間ではもっぱら百夜行の続編とされているようですが
東野氏がエッセイのなかで続編ではないと語っているように、
雰囲気は似てるけど別の作品として読んだほうが良さそうです。
男が女に利用される所は同じです。
こういう女性に惚れてしまったら男は勝ち目ないですね。
美貌を武器に男を次々と食い物にする美冬は小説のなかだけの女性像
とも思えないところがまた恐ろしい。。
百夜行と比べても楽しめる作品です。美冬VS雪穂というのも見てみたい。
読み応え
私は東野さんの作品が大好きですが、あえてこの本はナンバー1だと思いました。このボリュームで読み応えは十分あります。最後まで、美冬の正体はわかりませんでした。東野さんは理系出身と言うこともあり、化学系の分野にも詳しく、そして何より心理状況を描くのがとても上手です。今までにない作家で今後もこういう小説を書き続けてほしいと思います。
おいらも美冬の術中に。
主人公の男女について多くを語らないことによって、叙事詩的な美しさを湛えた
前作「白夜行」。その男女の内実について雄弁に語ることによって、グロテスクで、
醜く、そして力強い作品となった今作「幻夜」。どっちが好みかと言われれば、
人それぞれということになるだろう。
この作品に登場する男たちはあまりにも馬鹿であり、いとも簡単に美冬の虜になり
騙されてゆくので、ちょっと物語としては不自然かな、という気がしていた。でも、
ふと我が身を振り返ってみると、美冬の物語の虜となり、二日間ぶっ通しでこの
小説を読みふけってしまったのだから、やっぱ男は馬鹿だから不自然でもないな、
という結論に至ってしまう、恐るべき小説です(笑
雅也の揺れる想いに共感
本作は、阪神大震災をきっかけに出会ってしまった男女の、
世紀末の生き様を描いた重厚な小説です。
私は某作品の読破直後に読んでしまったため、
本作の細かい設定との共通点が目についてしまいました。
やはり本作は、まったく別作品のようでいて、
あの黄色い表紙の本(笑)と無理なく連関しています。
かいつまんで言うと、震災の焦土から成り上がろうとする、
野心と人生に対する達観に満ちた女性美冬。
そして、美冬を愛してしまい、
彼女が羽ばたくための翼として、陰で彼女を支え続ける雅也。
本作はこの二人の愛憎劇とも言えます。
とりわけ胸を打たれるのが、揺れに揺れる雅也の心理描写です。
有子と共に歩む人生を選び取りかった、でも美冬を愛さずにはいられない…。
このどうしようもない感じ、すごく共感できます。
ちなみに、冒頭、阪神大震災後の混乱の描写にも引き付けられました。
シンカイギョ美冬
東京湾の深海にゴブリンという鮫が生息している
獲物を捕らえるときに普段は顎に折りたたむように、しまわれてるその大きな口で喰らいつく様は、凄まじく醜い形相になる
(新海)シンカイ魚 美冬は 人間ではない

