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アイテム詳細
権力の日本人 双調平家物語 I (双調平家物語ノート (1))
橋本 治
講談社
グループ:Book /ランキング:148076
価格:¥ 1,995
発売日:2006-03-30 /通常24時間以内に発送
橋本 治
講談社
価格:¥ 1,995
発売日:2006-03-30 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
エッセイとしては面白いかもしれない
(2007-03-24)
「平家物語」の時代をテーマとしたエッセイ(と著者も後書きで書いている)。
当時の政治状況を著者独自の視点で解釈しようと試みている。その発想は結構面白いと思う。しかし著者は平安〜鎌倉初期の政治史に関する学術書・論文をおそらくただの1頁も読んでいない。だから変なことを言い出したりもする。例えば著者は後白河上皇が「誰を天皇にするか」に関心を持っていなかったという点で特異な存在であると指摘し、「誰が天皇であるか」が権力の源泉であった平安期にはこれは本来考えられないとする。しかし院政期の権力は、それ以前の摂関政治期の権力とは異なり、「治天の君」と呼ばれる天皇家の家長が掌握するものであるから、後白河上皇は自分が天皇家の家長である限り、誰が天皇になろうと構わないのである。それくらいは少し学術論文を読めばわかる話だ。
あくまでも学問とは無関係なエッセイとして楽しむべき一冊。
現代の人物
(2007-01-22)
橋本氏はも広告批評で鈴木宗男氏の事を馬鹿と書いていたがあの橋本氏ですら
うっかりするのかとこの本を読んで思った なぜなら橋本氏はこの本で長屋王のことを有能だた褒めているからだ もし長屋王を現代の政治家にあてはめると鈴木氏いないと私は思っているから
(細かい事実は抜きにして)長屋王=宗男 外務省=藤原ではないか もちろん鈴木氏は自殺していないが。。。。ちなみに藤原鎌足は佐藤優に似ている つまり現代では長屋王と
藤原鎌足が名コンビを組んでいるのだ
清盛=角栄でしょう これは作者もそう思っているとおもう
『双調平家物語』の制作ノート
(2006-09-22)
下のレビュアーさんの達意の文章にことさら付け加えるのも僭越と思いますが、「本編(『双調平家物語』)を読んでらっしゃる方々にはさらに面白いですよ」とだけ申し上げたく思います。
本編の読者にはちょうどいい「復習」にもなります。
私自身『双調平家物語』の新刊を待ちわび、毎回隠れて最初から最後まで音読(←笑)をしているくらいですが、さすがにおおまかな流れ以外はあやふやになってきています。官能的な名文で綴られる数々の逸話、洞察、謎解き、あれらが記憶から遠のくのは惜しい。この制作ノートを読んで復習してみるのも楽しみのひとつになるかと。「ああ、そうだった」「あ、思い出した」と膝を打ちつつ読み進めること請け合いです。
本編に関しては「大傑作」とだけ申し上げましょう。「ここで物凄いコトが起こっている」と読みながら興奮を覚えるほどです。
橋本治氏は主に評論やエッセイを読んできて、一貫して好意的には捉えておりませんでした。しかし『双調平家物語』を世に送り出し、あれほど美しい日本語を繰り出し、古代の人間模様とあそこまで一体化した橋本氏に対しては、ただただ頭を低くして謝意を表すのみです。
一読、ただ呆然…驚異的な達成
(2006-05-15)
橋本治『双調平家物語』本編は、購入しているが実は読んでいなかった。読んでないながらも少しは覗いていて、何かヘンだ、何で大化の改新なんか出てくるんだ、と疑問には思っていた。
で、本書は『双調…』の創作ノートと銘打たれている。一読、呆然。巻擱ク能ハズ。いや、細かい文字がビッシリ詰まっているので、休み休み読みましたけど…
平家物語において平清盛はなぜ悪人なのかという疑問に発して、院政の謎に突き当たり、さらにその起源を探るために摂関時代から平城・嵯峨朝、さらにさらに持統に遡って奈良朝の権力闘争を論じる。続刊として予告されている『院政の日本人』では大化の改新を扱うそうだから、橋本版平家物語って一体ナニモノ? っていう感じ。
本当なら『双調…』本編を読んで感動しているべきだったのだろう。しかし本書は「ノート」と銘打たれながらも決して本編に従属するものではない(と思う)。正直に言わせてもらえば末尾近く、聖武から孝謙への流れの説明にやや見通しの悪さも感じたが、王朝貴族社会についての該博な知識を背景に、徹底的に理詰めで心理の謎を解き明かすことによって浮かび上がる滔滔とした歴史の流れ、そして日本的権力の分析は、まさに小説的想像力の力を見せつけて圧巻。史論の歴史的傑作と読んでおそらく誤りではない。特に、天皇制問題に関心のある向きは必読。もちろん、それ以外の人も必読だが…
国文学者や歴史研究者は、素直にコウベを垂れるべき。続刊が待ち遠しい。
おすすめ度:
エッセイとしては面白いかもしれない
「平家物語」の時代をテーマとしたエッセイ(と著者も後書きで書いている)。
当時の政治状況を著者独自の視点で解釈しようと試みている。その発想は結構面白いと思う。しかし著者は平安〜鎌倉初期の政治史に関する学術書・論文をおそらくただの1頁も読んでいない。だから変なことを言い出したりもする。例えば著者は後白河上皇が「誰を天皇にするか」に関心を持っていなかったという点で特異な存在であると指摘し、「誰が天皇であるか」が権力の源泉であった平安期にはこれは本来考えられないとする。しかし院政期の権力は、それ以前の摂関政治期の権力とは異なり、「治天の君」と呼ばれる天皇家の家長が掌握するものであるから、後白河上皇は自分が天皇家の家長である限り、誰が天皇になろうと構わないのである。それくらいは少し学術論文を読めばわかる話だ。
あくまでも学問とは無関係なエッセイとして楽しむべき一冊。
現代の人物
橋本氏はも広告批評で鈴木宗男氏の事を馬鹿と書いていたがあの橋本氏ですら
うっかりするのかとこの本を読んで思った なぜなら橋本氏はこの本で長屋王のことを有能だた褒めているからだ もし長屋王を現代の政治家にあてはめると鈴木氏いないと私は思っているから
(細かい事実は抜きにして)長屋王=宗男 外務省=藤原ではないか もちろん鈴木氏は自殺していないが。。。。ちなみに藤原鎌足は佐藤優に似ている つまり現代では長屋王と
藤原鎌足が名コンビを組んでいるのだ
清盛=角栄でしょう これは作者もそう思っているとおもう
『双調平家物語』の制作ノート
下のレビュアーさんの達意の文章にことさら付け加えるのも僭越と思いますが、「本編(『双調平家物語』)を読んでらっしゃる方々にはさらに面白いですよ」とだけ申し上げたく思います。
本編の読者にはちょうどいい「復習」にもなります。
私自身『双調平家物語』の新刊を待ちわび、毎回隠れて最初から最後まで音読(←笑)をしているくらいですが、さすがにおおまかな流れ以外はあやふやになってきています。官能的な名文で綴られる数々の逸話、洞察、謎解き、あれらが記憶から遠のくのは惜しい。この制作ノートを読んで復習してみるのも楽しみのひとつになるかと。「ああ、そうだった」「あ、思い出した」と膝を打ちつつ読み進めること請け合いです。
本編に関しては「大傑作」とだけ申し上げましょう。「ここで物凄いコトが起こっている」と読みながら興奮を覚えるほどです。
橋本治氏は主に評論やエッセイを読んできて、一貫して好意的には捉えておりませんでした。しかし『双調平家物語』を世に送り出し、あれほど美しい日本語を繰り出し、古代の人間模様とあそこまで一体化した橋本氏に対しては、ただただ頭を低くして謝意を表すのみです。
一読、ただ呆然…驚異的な達成
橋本治『双調平家物語』本編は、購入しているが実は読んでいなかった。読んでないながらも少しは覗いていて、何かヘンだ、何で大化の改新なんか出てくるんだ、と疑問には思っていた。
で、本書は『双調…』の創作ノートと銘打たれている。一読、呆然。巻擱ク能ハズ。いや、細かい文字がビッシリ詰まっているので、休み休み読みましたけど…
平家物語において平清盛はなぜ悪人なのかという疑問に発して、院政の謎に突き当たり、さらにその起源を探るために摂関時代から平城・嵯峨朝、さらにさらに持統に遡って奈良朝の権力闘争を論じる。続刊として予告されている『院政の日本人』では大化の改新を扱うそうだから、橋本版平家物語って一体ナニモノ? っていう感じ。
本当なら『双調…』本編を読んで感動しているべきだったのだろう。しかし本書は「ノート」と銘打たれながらも決して本編に従属するものではない(と思う)。正直に言わせてもらえば末尾近く、聖武から孝謙への流れの説明にやや見通しの悪さも感じたが、王朝貴族社会についての該博な知識を背景に、徹底的に理詰めで心理の謎を解き明かすことによって浮かび上がる滔滔とした歴史の流れ、そして日本的権力の分析は、まさに小説的想像力の力を見せつけて圧巻。史論の歴史的傑作と読んでおそらく誤りではない。特に、天皇制問題に関心のある向きは必読。もちろん、それ以外の人も必読だが…
国文学者や歴史研究者は、素直にコウベを垂れるべき。続刊が待ち遠しい。

