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サンカの民と被差別の世界―日本人のこころ中国・関東 (五木寛之こころの新書)
五木 寛之
講談社
グループ:Book /ランキング:9437
価格:¥ 880
発売日:2005-10 /通常24時間以内に発送
五木 寛之
講談社
価格:¥ 880
発売日:2005-10 /通常24時間以内に発送
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カスタマーレビュー
おすすめ度:
マージナルマンの民俗
(2008-09-06)
日本において近代化の中で姿を消しつつある漂泊民・被差別民といわれる人たちが、
いかなる生活形態をとって社会に存在をしていたのかを教えてくれました。
地形、制度、時代変化の中で、人々の暮らしに多様性が生まれる。
その中で、「マージナルマン」と呼ばれる立場の人たちがいる。
差別史という視点からではなく、そこに生きる人間の民俗を敬意を持ってとりあげているのが
興味深かった。
専門家の著作ではなく、五木寛之氏が専門家から聞いたり自分が集めたりした資料をもとに
所感をまじえながらエッセイ風につづっている本なので、わたしのように知識の無い読者にもすんなり読むことができました。
買いです。
(2007-06-11)
サンカという存在を三角寛の小説で先に知っていたので、実は本書を読むまで架空の存在だと思っていました。本書はそのほかに家舟(えぶね)や弾左衛門等、同和関係の書物で知った、寡占事業を解放令で奪われて以降の貧窮を極める流れの、今まであまり考えることさえなかった隙間を埋めてくれるような様々な逸話で構成されています。
買いです。
(2007-06-11)
サンカという存在を三角寛の小説で先に知っていたので、実は本書を読むまで架空の存在だと思っていました。本書はそのほかに家舟(えぶね)や弾左衛門等、同和関係の書物で知った、寡占事業を解放令で奪われて以降の貧窮を極める流れの、今まであまり考えることさえなかった隙間を埋めてくれるような様々な逸話で構成されています。
教科書にかかれない日本の姿。
(2007-04-29)
瀬戸内海の水上生活者「家船」、そして異様に小説化され実像が明らかでなかった「サンカ」。「常民」中心の歴史観からは抜け落ちてしまうさまざまな流動の民の実像に五木は自ら足を運びつつ民俗学者・沖浦和光氏の研究を手がかりにせまってゆく。
特に「サンカ」といわれた人たちの末裔との出会いの場面は感動的である。その人たちの中にサンカを意識して書かれた「風の王国」の熱烈な読者がいたという。五木は「物書きとしてはこれほどうれしいことはない」と書いている。
「日本」について我々は知り尽くしているかのように錯覚しているが、まだまだ知らない部分が数多くあるのだと思い知らされる。
知らなかった世界
(2006-02-02)
地域差があるのでしょうが、私自身は東京で生まれ育ち、
少し前まで被差別というものの存在を全く知りませんでした。
一切の偏見も知識もない人間ががこの本を読みますと、
差別どころかむしろ尊敬やあこがれの気持ちを持ちます。
消えゆく記憶と、消してはいけない歴史、
確かにその通りです。今までは難しい面があり、
なかなか表に出なかったのでしょうが、ちょうど今の時代が
彼らについて語ることのできる時なのではと思います。
初心者にもとても分かりやすく、読んでよかった。
おすすめ度:
マージナルマンの民俗
日本において近代化の中で姿を消しつつある漂泊民・被差別民といわれる人たちが、
いかなる生活形態をとって社会に存在をしていたのかを教えてくれました。
地形、制度、時代変化の中で、人々の暮らしに多様性が生まれる。
その中で、「マージナルマン」と呼ばれる立場の人たちがいる。
差別史という視点からではなく、そこに生きる人間の民俗を敬意を持ってとりあげているのが
興味深かった。
専門家の著作ではなく、五木寛之氏が専門家から聞いたり自分が集めたりした資料をもとに
所感をまじえながらエッセイ風につづっている本なので、わたしのように知識の無い読者にもすんなり読むことができました。
買いです。
サンカという存在を三角寛の小説で先に知っていたので、実は本書を読むまで架空の存在だと思っていました。本書はそのほかに家舟(えぶね)や弾左衛門等、同和関係の書物で知った、寡占事業を解放令で奪われて以降の貧窮を極める流れの、今まであまり考えることさえなかった隙間を埋めてくれるような様々な逸話で構成されています。
買いです。
サンカという存在を三角寛の小説で先に知っていたので、実は本書を読むまで架空の存在だと思っていました。本書はそのほかに家舟(えぶね)や弾左衛門等、同和関係の書物で知った、寡占事業を解放令で奪われて以降の貧窮を極める流れの、今まであまり考えることさえなかった隙間を埋めてくれるような様々な逸話で構成されています。
教科書にかかれない日本の姿。
瀬戸内海の水上生活者「家船」、そして異様に小説化され実像が明らかでなかった「サンカ」。「常民」中心の歴史観からは抜け落ちてしまうさまざまな流動の民の実像に五木は自ら足を運びつつ民俗学者・沖浦和光氏の研究を手がかりにせまってゆく。
特に「サンカ」といわれた人たちの末裔との出会いの場面は感動的である。その人たちの中にサンカを意識して書かれた「風の王国」の熱烈な読者がいたという。五木は「物書きとしてはこれほどうれしいことはない」と書いている。
「日本」について我々は知り尽くしているかのように錯覚しているが、まだまだ知らない部分が数多くあるのだと思い知らされる。
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地域差があるのでしょうが、私自身は東京で生まれ育ち、
少し前まで被差別というものの存在を全く知りませんでした。
一切の偏見も知識もない人間ががこの本を読みますと、
差別どころかむしろ尊敬やあこがれの気持ちを持ちます。
消えゆく記憶と、消してはいけない歴史、
確かにその通りです。今までは難しい面があり、
なかなか表に出なかったのでしょうが、ちょうど今の時代が
彼らについて語ることのできる時なのではと思います。
初心者にもとても分かりやすく、読んでよかった。

