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カスタマーレビュー
おすすめ度:
嵐に巻き込まれる作品です
(2008-11-08)
ふと、ある雑誌で紹介されているのを目にして読んでみたい!と思ったものの、いざ手に取ると分厚くて、しかも上下巻とは・・・。一旦やめようと思ったが、ためらいながらも読み始めたが最後、あっという間だった。
折りしも友人の結婚式のため、沖縄へ行く直前。飛行機の中でもホテルでも、手放せずに持ち歩いてしまった。(重かった・・・さすがに結婚式には持ち込まなかったが)
首里から金城の石畳道、玉陵を巡るうちに、この壮大な物語の中へ引き込まれ、真鶴/寧温とともに琉球の最期を目の当たりにしているような、まさにテンペストの時代を巡る旅をしていたかのようだった。
琉球の歴史を、史実に忠実に再現し、さらに「教養と美の国」での政治背景が知ることが出来る非常におもしろい作品だと思う。ところどころに現代の言葉が含まれることで、意味不明だとおもっていた言葉たちが身近になってくる。
それから、登場人物それぞれに味がある。美意識というものの強さは計り知れないと感じた。これから沖縄へ行かれる方には、旅のお供に、ぜひどうぞ。
それにしても、一度でいいから真美那の「お嬢様爆弾」、やってみたいものだ。
上、下巻の厚さなどあっという間!
(2008-10-23)
池永さんの著書「シャングリラ」の圧倒的な面白さを知らなければ、おそらくはこの上、下巻の厚みに怖れ、手にすることはなっかたと思います。
ましてやジャンルが琉球王朝の歴史物とくればなにやら読むのに疲れそうで、多くの人はこの2点であきらめるのではないでしょうか?
しかし、結論をいうと、この本は最高に面白いですし、逆にこのページ数があるからこそ語れる物語です。いい本に出会うとその本の世界の中に引き込まれ、あたかもその人生を自分も過ごせたように感じますが、この本はどっぷりと過去の琉球王朝の世界に心が持っていかれ、読んでいる数日間は私も琉球人でした。多彩な魅力ある登場人物、錯綜する陰謀の数々、また揺れ動く人間模様等々読み応え十分です。
大河ドラマの風格!
(2008-10-21)
第1章の主人公誕生の場面からエキサイティングである。神話的な背景にとぼけたユーモア、歴史には忠実だがファンタジックな世界観。琉歌や沖縄言葉に満ちながら現代語の台詞まわし。
定型的で、なおかつ絶対にいなさそうなアニメチック、メルヘンチックな登場人物たち。昔どこかで見たような、韓流ドラマの再現のような荒唐無稽な物語展開。
それらすべてに説得力を持たせ包括しているのは沖縄という土地の力に他ならない。沖縄の祭式、儀礼、歴史とその舞台こそが、この物語の要である。
過去にも沖縄を舞台にブッ飛んだ物語を描いてきた作者は、その集大成としてこの時代劇を書いたにちがいない。今最もドラマ化したい本、ナンバー1である。
スラップステッィクな歴史大河コメディ
(2008-10-17)
いわゆる「歴史大河小説」を求めている人にはつらい小説だと思う。
軽い。地の文もセリフもすごく軽い。
登場人物や設定は、漫画でよく出てくるようなものばかりで、
やたら大げさに繰り返される審美的な描写は、なんだかありきたり。
でも、そのキッチュな文体と琉球詩の取り合わせが、
なかなか楽しいリズム感を作り出してもいる。
傑作ではないけど、渾身のB級大作。
「HERO」とか「LOVERS」とか、
チャン・イーモウ監督の武侠映画を楽しめる人にならおすすめできます。
すごいの一言
(2008-10-06)
売れるのは携帯小説に、小1時間もあれば読める、タイトルばかりがセンセーショナルなうすっぺらい本ばかり・・
テレビでは、大の大人に常識問題を答えさせて賢くなった気にさせている
これでは日本人はみんなバカになってしまうと思っていたところに、最後まで読むに耐える、いえいえ、最後まで一気に読んでしまうほどおもしろい長編小説登場!
歴史には興味がなかった私にとってもおもしろかったのに、歴史好きにはたまらないでしょうね。
漢文がたしなめるのは当時の知識階級の醍醐味だったのです。
難関試験を突破し、頭脳を政治に生かしていくところ・・・
教養ってやっぱりいいですよ。
高いブランド物や豪華絢爛な品物を並べた美術館を見るより、よほど心が豊かになります。
おすすめ度:
嵐に巻き込まれる作品です
ふと、ある雑誌で紹介されているのを目にして読んでみたい!と思ったものの、いざ手に取ると分厚くて、しかも上下巻とは・・・。一旦やめようと思ったが、ためらいながらも読み始めたが最後、あっという間だった。
折りしも友人の結婚式のため、沖縄へ行く直前。飛行機の中でもホテルでも、手放せずに持ち歩いてしまった。(重かった・・・さすがに結婚式には持ち込まなかったが)
首里から金城の石畳道、玉陵を巡るうちに、この壮大な物語の中へ引き込まれ、真鶴/寧温とともに琉球の最期を目の当たりにしているような、まさにテンペストの時代を巡る旅をしていたかのようだった。
琉球の歴史を、史実に忠実に再現し、さらに「教養と美の国」での政治背景が知ることが出来る非常におもしろい作品だと思う。ところどころに現代の言葉が含まれることで、意味不明だとおもっていた言葉たちが身近になってくる。
それから、登場人物それぞれに味がある。美意識というものの強さは計り知れないと感じた。これから沖縄へ行かれる方には、旅のお供に、ぜひどうぞ。
それにしても、一度でいいから真美那の「お嬢様爆弾」、やってみたいものだ。
上、下巻の厚さなどあっという間!
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ましてやジャンルが琉球王朝の歴史物とくればなにやら読むのに疲れそうで、多くの人はこの2点であきらめるのではないでしょうか?
しかし、結論をいうと、この本は最高に面白いですし、逆にこのページ数があるからこそ語れる物語です。いい本に出会うとその本の世界の中に引き込まれ、あたかもその人生を自分も過ごせたように感じますが、この本はどっぷりと過去の琉球王朝の世界に心が持っていかれ、読んでいる数日間は私も琉球人でした。多彩な魅力ある登場人物、錯綜する陰謀の数々、また揺れ動く人間模様等々読み応え十分です。
大河ドラマの風格!
第1章の主人公誕生の場面からエキサイティングである。神話的な背景にとぼけたユーモア、歴史には忠実だがファンタジックな世界観。琉歌や沖縄言葉に満ちながら現代語の台詞まわし。
定型的で、なおかつ絶対にいなさそうなアニメチック、メルヘンチックな登場人物たち。昔どこかで見たような、韓流ドラマの再現のような荒唐無稽な物語展開。
それらすべてに説得力を持たせ包括しているのは沖縄という土地の力に他ならない。沖縄の祭式、儀礼、歴史とその舞台こそが、この物語の要である。
過去にも沖縄を舞台にブッ飛んだ物語を描いてきた作者は、その集大成としてこの時代劇を書いたにちがいない。今最もドラマ化したい本、ナンバー1である。
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いわゆる「歴史大河小説」を求めている人にはつらい小説だと思う。
軽い。地の文もセリフもすごく軽い。
登場人物や設定は、漫画でよく出てくるようなものばかりで、
やたら大げさに繰り返される審美的な描写は、なんだかありきたり。
でも、そのキッチュな文体と琉球詩の取り合わせが、
なかなか楽しいリズム感を作り出してもいる。
傑作ではないけど、渾身のB級大作。
「HERO」とか「LOVERS」とか、
チャン・イーモウ監督の武侠映画を楽しめる人にならおすすめできます。
すごいの一言
売れるのは携帯小説に、小1時間もあれば読める、タイトルばかりがセンセーショナルなうすっぺらい本ばかり・・
テレビでは、大の大人に常識問題を答えさせて賢くなった気にさせている
これでは日本人はみんなバカになってしまうと思っていたところに、最後まで読むに耐える、いえいえ、最後まで一気に読んでしまうほどおもしろい長編小説登場!
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漢文がたしなめるのは当時の知識階級の醍醐味だったのです。
難関試験を突破し、頭脳を政治に生かしていくところ・・・
教養ってやっぱりいいですよ。
高いブランド物や豪華絢爛な品物を並べた美術館を見るより、よほど心が豊かになります。

